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「書」と「絵」で贈る 夏の涼

「書」と「絵」で贈る 夏の涼

投稿日時:2017年08月04日(金)

作品を制作した西高書道部と美術部の部員

「春過ぎて 夏来にけりと おもほゆる 大藤棚の ながき藤浪」 北原白秋

 西舞鶴駅構内に、涼やかな朝顔やぶどうの絵に、夏の訪れを詠んだ短歌を書でしたためた作品が展示されている。同作品は西舞鶴高校書道部と美術部員らの合同作品。書道部では今年4月から、通行する人々に楽しんでもらおうと、西駅構内に季節感のある作品を展示する取組みを続けている。「春」の作品では「一期一会」の書を7月18日まで展示した。「夏」作品に取り組むにあたり、書の背景画を美術部に依頼、およそ3週間かけて作品を完成させた。縦1.6m×横2mの紙に、赤、青、紫の朝顔が花開き、たわわに実るぶどうの水彩画に合わせて、北原白秋が夏を詠んだ短歌を書でしたためた。作品を制作したのは書道部1年生2人と、美術部2年生5人。書道部の小寺恵実さん(16)は「(清書は)一発本番だったので緊張しました。駅に訪れる人に涼しさを感じて欲しい」と話した。美術部の副部長を務める小林日央里さん(16)は「書道部との合作は初めてで新鮮でした。今後も季節感が伝わるような作品に取り組みたい」と意気込みを述べた。「夏」作品は9月30日まで展示。10月には「秋」の新作が展示される予定。

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