「岡田輝・渉ふるさと父子展」−土と炎の芸術
投稿日時:2016年10月25日(火)
北吸の赤れんがパーク4号棟で16日まで「備前岡田輝・渉ふるさと父子展」が開かれ、多くの人が訪れた。同展は舞鶴出身の岡田輝さん(69)の倉敷芸術科大学退任記念と息子渉さん(31)の初個展との同時展観となっており、花入、灯籠、茶碗、皿、酒杯など約200点を出展した。輝さんは「こうやって二人の作品を同時に並べるのは初めてです。息子はまだスタートしたばかりで暗中模索の部分があります。でもうぶな中にのほほんとした優しい感じが出ていますね。私は几帳面に作るほうで、(息子の作品と)比べるとカッチリしているのが分かります。今後息を抜いた作品も目指していきたいです」と語った。渉さんは3年前から本格的に備前の世界へ、父である輝さんの作品を「さすが豪快、迫力があります」と感想を語った。「備前は釉薬を使わず表現します。どういう色になるか、どういう焼けがでるか、窯から出てこないと分かりません。一つとして同じものはありません」と魅力を語った。
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