「城南ふれあいマルシェ」
住民同士の送迎サービス
「meemo」と連携
投稿日時:2021年11月30日(火)
女布の城南会館で11月12日、「城南ふれあいマルシェ」が開かれ、50人ほどの来場者が訪れた。
舞鶴身障センターやウェルポート虹など、市内の6福祉事業所が販売会を実施。会場にはそれぞれの施設で作った焼き菓子や、手作り小物、手作り雑貨が並び、来場者は次々と買い求めていた。
この催しは、市が進める「meemo(ミーモ)」実証実験と連携して実施した。「住民同士の送迎サービス」と位置付けられる同事業を推し進めるために、外出の動機づけを販売会が担うことになった。
ミーモは、登録したドライバーと移動をしたい人がそれぞれスマホでアプリを起動し、合致した人同士の送迎を促すというもの。城南会館が立地する高野地区は、公共交通機関の区域外となっていることから、実証実験の地域に選定された。
現在、登録しているドライバーは23人で、この日も数件の条件が合致し送迎が行われた。
この日、二人を送迎したという山下廣幸さん(72)=高野台=は、「民生委員をやっていた時にも、移動手段についてのニーズは聞いていた」とし、「こうした取り組みは今後より必要になる。スマホをすでに利用している今の70代前半の人が80代になる頃には、もつと需要が増すのではないか」と話した。
一方、この日初めて利用したという70代女性は「昨日の説明会でしっかりと教えていただき、何とか利用することができた。今はまだ車に乗れるが、今後のことを考えると今のうちに慣れておいた方が良いと思って利用してみた。すごく助かる仕組みだと思う」と話していた。
市地域づくり支援課の飯田徹課長は「今回、外出先をこのイベントに定めることで、効果的に実証実験を行うことができた。今後も事業を推進していきたい」と話した。
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