「ホームズ&ドイル博」開幕、11月30日まで 英国ポ市博物館のコレクション日本初公開【舞鶴】
投稿日時:2008年10月21日(火)
シャーロック・ホームズ&コナン・ドイル博が10月18日開幕し、会場のまいづる智恵蔵前でオープニングセレモニーが行われた。英国ポーツマス市博物館が所蔵するコレクションが、日本で初めて公開されているとあり、さっそく19日には多くのホームズファンが訪れ、貴重な資料に熱い視線を送った。11月30日まで。ドイル(1859~1930年)はポ市郊外で医院を開業する一方、86年にこの地で探偵小説のホームズシリーズの1作目が誕生した。以後、60作品を発表し後の多くの推理小説家に大きな影響を与えた。このドイルの遺品6万点を収集した故ランセリン・グリーン氏がポ市博物館に寄贈し、2006年から展示が開始された。 舞鶴市と英国ポーツマス市の姉妹都市提携10周年を記念した事業。ポ市博物館のコレクションの中から、92点を借り日本で初めて公開する。ホームズに関する映画・テレビなどの台本、ポスター、カレンダー、切手などが並ぶ。また、日本シャーロックホームズクラブが協力し、全作品中の挿絵の展示や人気作品「白銀号事件」の一シーンを再現した。セレモニーでは斎藤彰市長が「今回の企画を舞鶴の新たなまちづくりの皮切りにしたい」とあいさつ、続いて来鶴したポ市芸術文化開発マネージャーのクレア・ルーニーさんが「コレクションの多様性を探る機会になり、舞鶴で新しいファンが増えることを期待したい」と述べ、開幕の除幕をした。企画に協力した同ホームズクラブ関西支部代表の平賀三郎さん=豊中市=は「在野の自由人であり、真理を探究する態度がホームズの大きな魅力。ドイルの生きた時代を彷彿とさせる赤煉瓦の建物での展示はぴったりで、地方自治体による日本で初公開の企画はとても有意義です」と話していた。11月8日午後1時半から浜の市商工観光センターで、シャーロック・ホームズシンポジウムがある。舞鶴出身の同クラブ会員で、スコットランドヤード研究家の真下庄作さん=池田市=もパネラーとして出席する。申し込みは11月6日までに市商工観光課(電話66・1024)。
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