「もったいない」を「ありがとう」に
投稿日時:2018年01月23日(火)
ゴミの減量化などに取り組む市民グループ「舞鶴生活学校」が、家庭で余った食品を必要とする団体に提供する「フードドライブ」に取り組んでいる。昨年からは市と連携し、市役所内での受付を開始した。代表の橋本さとみさんは「協力して頂ける品があれば、足を運んで欲しい」と話している。
フードドライブとは家庭で余っているお米やパスタ、缶詰などの食品を、必要とする団体やフードバンクに提供する食品ロス削減運動。舞鶴生活学校は、昭和46年に創立。「考える消費者」「賢い消費者」を目指し、環境、食品、福祉、消費者問題を中心に市民生活の向上と消費者意識の高揚に取り組んでおり、近年では手作り食品の普及を目的とした減塩味噌の男性高齢者への配布や、ゴミの減量化を目的としたエコバック普及活動などを行ってきた。今回新たな活動をと平成28年から「フードドライブ」を始めた。当初は月一回の定例会議に合わせて、会員同士で食品を集めていたが、昨年10月から市市民課の協力を得て、市役所内で受付けが出来るようになった。食品の提供先は、公平性を期すためと、市や府などの援助を受けていない団体に制限しており、現在はよのなか塾の「なかよし食堂」に提供している。橋本さんは「今後、提供先も広げていきたい。台所を見渡していただき、家庭に余っていて、未開封なものなどがあれば、ぜひ協力して欲しい」と呼び掛けている。市の職員は「飲料水やおもち、インスタント食品、缶詰などが少しずつ集まってきています」と話す。対象食品は包装や外装が破損していないもの。生鮮食品以外のもの。瓶詰でないもの。未開封のもの。賞味期限が明記されており、一カ月以上先のもの。お米やパスタのほか、食用油、醤油、味噌、砂糖などの調味料。インスタント、レトルト食品。缶詰、コーヒー、お茶などの嗜好品など。食品は市役所1階の市民課生活安全係で受付。受付時間は月曜日から金曜日。午前8時30分から午後5時15分まで。
(井上 務)
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