「びっくり」飛来予想以上 優雅に舞う アサギマダラ
投稿日時:2017年09月29日(金)
小中一貫教育モデル校となっている城北中学校区の小学校4校(余内、明倫、福井、吉原)が25日、「アサギマダラの学習」を行い、蝶についての学びを通じて他校との交流が行われた。絶滅危惧種であるフジバカマを城北校内に植え、フジバカマにしか飛来しないアサギマダラを飛来させようという「夢プロジェクト」として平成23年から取り組みが始まり、旧青井小学校の運動場でも3年前から同校区地域支援員らがフジバカマの苗を植え栽培してきた。当初は約24㎡の花壇に150本が咲くほどだったが、現在は面積を広げ約120㎡におよそ600本のフジバカマが咲き乱れる。4校の3年生ら約140人が参加し、旧青井小学校の運動場に栽培されたフジバカマの花壇を訪れた。今年は例年にないほど多くのアサギマダラが飛来し、フジバカマの上空で優雅に舞った。同校体育館で生徒たちがアサギマダラについて調べてきた成果を発表。フジバカマに飛来する理由や、2500キロの旅の中では海上で休憩することがあるなど詳しい説明がなされた。また、地域支援員として栽培に携わってきた松田忠志さん(69)と森下仁博さん(70)によるフジバカマの栽培経緯や、水やりの工夫などの話を聞いた後、生徒らはアサギマダラを捕獲しマーキングを行った。余内小の富室漣路(れんじ)さん(8)は「予想以上にたくさんアサギマダラがいてビックリした。2500キロも飛ぶなんてすごいと思う」と感心していた。福井小の桝本ゆかり教頭は「学習を通して生命の強さや神秘さに触れて命の尊さを学んで欲しい。また、この活動をきっかけに、青井小を忘れずに多くの人に来て頂きたい」と話した。10月14日には同校で「ふじばかま まつり」が開催される。午前11時から午後1時半。フジバカマを活かした押し花や、福井小学校児童による合唱、フジバカマの匂い袋のプレゼントも。この季節にしか見られない、貴重な風景を満喫することができる。参加者は湯茶持参。
[お問い合わせ]090-1488-9915 松田さん。
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