舞鶴メダカの学校が 中筋小の池で救出作戦 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年03月14日(金)
メダカを殖やし、生息できる自然環境の保全に取り組む「舞鶴メダカの学校」(冨崎伸博教育長、会員10人)が3月9日、公文名の中筋小学校の池で、金魚などを捕獲しメダカを救出する作戦を展開した。3年前、池にメダカを放して「中筋分校」を開校したが、金魚がメダカを食べて数が減ってきたため、会員らが金魚などを捕まえ、生き残っていたメダカを助けた。
メダカの学校は池や休耕田など市内7カ所に分校を作り、各小学校にもメダカを贈った。中筋小には平成12年4月に約四百匹が池に放され、児童たちが環境学習で活用。その後、順調に繁殖したが、うっかりして入れた金魚などがメダカを食べていた。
この日は会員4人がポンプで水を抜き、藻に隠れていたメダカを悪戦苦闘しながら捜索して救出、池からは体長20センチのフナやハエ、タナゴなど約30匹を捕まえた。底の泥もスコップで取り除いた。メダカは一時水槽に避難させ、4月に再び放す。
会員らは東地区の公園の池にもメダカを放したが、ここでも金魚約100匹を捕まえた。同校事務局の嵯峨根一正さん(61)=真倉=は「今後も希望があれば学校へメダカを届けますが、大きな魚を一緒にしないでと注意も呼びかけたい」と話していた。
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