伊佐津地区の高齢者でつくる「粟島クラブ」 「すこやかの森」外庭を清掃ボランティア 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年03月19日(火)
舞鶴市・伊佐津地区の高齢者でつくるボランティアグループ「粟島クラブ」(安達信一代表、10人)は、毎月第1木曜日の午前中に、引土の介護老人保健施設「すこやかの森」で、外庭の清掃活動などに取り組んでいる。家に閉じこもりがちな高齢者が一緒に集い、社会に少しでも役立てればと、ボランティア活動を始めたという。
粟島クラブのメンバーは、全員75歳以上の高齢者。「すこやかの森」の開設に合わせて、「将来、自分たちもお世話になるかも知れない」との思いから、同施設でのボランティア活動を始めた。クラブの名前は、ボランティア活動に出掛ける際、近くの粟島神社に集合することから名付けた。
毎月第1木曜日の早朝に集合。徒歩で「すこやかの森」に行き、ほうきなどを手に玄関周辺の清掃や雑草を引き抜いたりしている。作業しながら仲間同士の会話も楽しんでいるほか、高齢者同士である同施設の利用者から、声をかけられることが励みになっているという。
また、「すこやかの森」でのボランティア活動について、同施設から感想を求められ、仲間の1人、野里常房子さん(81)が詠んだ短歌六首のなかから二首を紹介する。
眞っ新(さら)な空がこぼせし朝の陽を 背に受け園のガラス戸磨く
一握の愛あたためて集ひ来し すこやかと云ふ巨大なる園に
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