みずなぎ高野学園が新たに 無公害の一般家庭用ごみ袋製造・販売【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年04月12日(金)
舞鶴市野村寺の知的障害者通所授産施設「みずなぎ高野学園」(松岡正人施設長)は、無公害の一般家庭用ごみ袋の製造・販売を始めた。長引く不況の影響で、園生(利用者)たちの賃金となる下請け作業の受注が減少するなか、新たな作業として取り組んだ。現在、販路の開拓に力を注いでおり、市民から購入の注文を受け付けている。
社会福祉法人「みずなぎ学園」(多田卓夫理事長)の運営する高野学園では、知的障害者の社会参加と自立をめざして、門扉やフェンスの加工、リフト用のパレット製作などの仕事に取り組んでいる。また、空き缶のリサイクルのほか、鹿原のみずなぎ学園の園生と共に、平成10年にオープンした森の市リサイクルプラザで、市の委託を受けてプラスチック容器の手選別作業を行っている。
こうしたリサイクル事業と関連性のある作業として、ごみ袋の製造・販売に取り組んだ。ごみ袋(ポリ袋)を製造する製袋包装機と関連機器は、財団法人・中央競馬馬主社会福祉財団からの460万円の助成と、自己資金159万5000円を合わせて購入した。
学園内に作業場を設けて機械を設置。機械から製造されて出てくるごみ袋を、園生たちが点検して十枚単位にまとめ、袋詰めしている。ごみ袋のサイズは650ミリ×800ミリ×0.03ミリで、容量は45リットル。色はごみの中身が見える緑、黄、青色と、見えない黒、青色。中身がみえるものを「クリーンパックみえ太」、見えないものを「無公害ポリ袋」と名称を付けている。価格は1袋10枚入りで100円(消費税込み)。月6000袋(6万枚)を製造する。
同学園では、「不燃ごみの分別収集に、例えばプラスチック容器類には『緑色のみえ太』、埋め立てごみには『黄色のみえ太』というように、色分けで正確なごみ仕分けができるようにしてもらえば」としている。
ごみ袋の注文は、電話75・8800、みずなぎ高野学園。
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