地球温暖化防止に関心をと市民グループ 6月6・7日、市内200カ所で二酸化窒素測定【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年05月31日(金)
市民環境グループ「エコネットまいづる」や労働団体などでつくる大気汚染測定運動舞鶴連絡会(石束輝己代表)は、6月6、7日、市内200カ所で二酸化窒素(N02)の測定を実施する。地球温暖化防止に向けて市民の関心を高め、舞鶴地域の大気汚染データ蓄積を狙いに、平成6年から毎年実施(昨年は2回)しており、今回で10回目。
二酸化窒素の測定は、環境週間にちなんで、全国一斉に実施される。二酸化窒素は、地球温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)に比例していると言われ、測定が容易にできるのが特徴。舞鶴連絡会では、市民ら約120人の協力を得て、市内の主要幹線道路沿いなど200カ所の地点で測定する。測定方法は、6月6日午後6時に各測定地点にカプセルを取り付け、翌7日午後6時に回収、これを分析して二酸化窒素濃度を調べる。
測定に向けての説明会が5月27日、南田辺の西総合会館であり、舞鶴連絡会を構成する各団体の代表らが出席。石束代表のあいさつ=写真=の後、昨年までの測定結果が報告された。報告によると、昨年12月の測定で二酸化窒素の国の環境基準(0.061PPM)を超えている地点は、国道27号沿いの二地点で、車の通行量と濃度が比例しているという。
舞鶴連絡会では、二酸化窒素のほか、酸性雨、浮遊粒子状物質(SPM)の測定も同時に実施。平成16年8月に操業開始予定の舞鶴火力発電所の事前測定にもつなげたいとしている。測定についての問い合わせは、電話76・8304、舞鶴地労協内、エコネットまいづる。
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