アフガン難民支援へ上映会&ライブ CASネットワークが7月7日、総合文化会館で【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年06月28日(金)
アフガニスタンの難民を支援しているNPO法人「CASネットワーク」(西田博一代表)が、7月7日午後1時から舞鶴市浜の総合文化会館で、チャリティーライブと映画「カンダハール」=写真は一場面=の上映会を開催する。映画は報道が伝えてこなかったアフガンを詩的に描きだし、国際的にも高く評価された。CASは難民キャンプにある学校を支援する教育基金を設置し、この日の収益金の一部も基金として役立てたいとしている。
西田さんが4月、国内のNGOと同行してアフガンの難民キャンプを回った。帰国後は報告会を開いたが、もっとアフガンへの関心を高めようとライブと上映会を企画。ライブに出演する歌手の星野ゆかさんも、西田さんらとキャンプ地を巡った。星野さんはピアノの弾き語りをし、東京のライブハウスで活躍中。ライブは午後1時10分から。
映画はタリバン政権の抑圧に苦しむ妹を救うため、亡命アフガン人の女性ジャーナリストが、祖国に帰還してカンダハールへいたるまでの旅を通して、地雷の犠牲者や子供たちの姿を詩的な映像美で描いている。2001年カンヌ映画祭エキュメニック賞(国際キリスト教会審査委員賞)を受賞した。イラン人のモフセン・マフマルバフ監督は前作の「サイクリスト」でもアフガン難民を描き、イラン最高の人気監督。上映は午後2時から。
CASは今回の企画と同時に、「日本アフガニスタン教育基金」(JAEF)を設立。西田さんはパキスタンにあるアフガン難民のシャムシェットキャンプを訪れた。そこで学ぶ子供らは、教材や文具なども不足していた。ハーブの会を開いた市内の中村禮子さんが、その収益金10万円を基金に寄せスタートした。
西田さんは「基金で子供たちの教材や学校運営を支援したい」と市民にも協力を呼びかけている。7日は前売り一般2000円、中高生1000円。基金は郵便振替口座 番号・00910-1-178487 名称・日本アフガニスタン教育基金。
【問い合わせ】電話78・2448、同ネットワーク。
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