日本画家・田口白峰さん(南田辺)が30年前寄贈 水彩画を自ら修復し再び引揚記念公園に 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年06月28日(金)
南田辺の日本画家、田口白峰さん(75)=本名・健治=が、昭和47年に舞鶴市に寄贈した引揚桟橋を描いた絵画を自ら修復し、6月25日、絵画は再び平の引揚記念公園展望広場の東屋に戻され、展示された=写真。シベリアなど海外からの引き揚げ者と引揚援護局の建物などを描いた水彩画で、田口さんは「当時と大きく様変わりした風景では、引揚者の懐かしさも半減してしまう」と修復を引き受け、全面的に描き直したという。
田口さんは、美術学校出身で、かつて看板業を営み、昭和25年ごろ、引揚援護局の内装などの仕事を手掛けた。その後、引揚援護局の建物は取り壊されて工場となり、引揚桟橋も消滅するなど、当時の風景を止めるものが姿を消していった。引き揚げ者に当時を懐かしんでもらうため、風景画を制作したという。
当時の記憶と写真を元に、現場にも足を運んでスケッチして描き、舞鶴市に寄贈。引揚援護局跡や引揚桟橋跡を望める展望広場に展示された。しかし、30年の間に風雨にさらされ、絵の具がはがれるなど傷みがひどくなり、市では、平の引揚記念公園展望広場に掲出されていた絵の修復を制作者の田口さんに依頼した。
描き直された絵は縦95センチ、横187センチ。平湾に引揚船を浮かび、引揚者と引揚桟橋で日の丸を振る出迎えの人たち、引揚援護局が描かれている。風景を一部手直ししたが、ほぼ元の絵のまま描いた。修復した絵は、防水加工を施し、アクリル版が取り付けられた。
田口さんは、この絵とは別に、同じ風景画(縦60センチ、横100センチ)を描いて額装したものを引揚記念館に寄贈した。展望台まで登れない引き揚げ者に、記念館で当時を懐かしんでもらうために描いたという。
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