白糸中吹奏楽部のオリオンクラブ 府のコンクールで高い評価受け初の金賞【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年08月09日(金)
舞鶴市浜の白糸中学校吹奏楽部のオリオンクラブが、このほど京都市内で開かれた「第39回府吹奏楽コンクール」(府吹奏楽連盟など主催)の中学校A組部門で、初めて金賞に輝いた。同コンクールで、府北部の中学校が金賞を受賞するのは、昭和48年の城北中以来の快挙。惜しくも関西コンクールへの出場は逃したが、吹奏楽本来の楽しさを表現した演奏は高い評価を受け、部員らも歓喜の声を上げた。
演奏者50人を上限とした同A部門には府内59校が出場、課題曲と自由曲を演奏する。審査の結果、上位6校に金賞が贈られ、18校が関西コンクールの代表選考会に出演できる。毎年上位には府南部の中学校が顔を並べ、府北部の学校にとって入賞は壁となっていた。
部員64人の同クラブは、47人と顧問の松田孝可子教諭が指揮者として出場。課題曲は「ミニシンフォニー変ホ長調」、自由曲は同じ作曲者の「大地と水と火と空の歌」を選んだ。演奏後、帰りのバスの中で金賞の連絡を受け、会場にひき返して代表者が表彰式に出席した。審査員からは「若々しく元気がいい」「指揮者とバンドの一体感がある」と評価された。
松田教諭は「部員は楽器を修理しながら練習してきた。いつも通りに演奏を楽しめればいいと臨みました」、部長の3年生、上野沙世さんは「最初は銀賞かと思った。コンクールの演奏はこれまでで一番の出来でした」と喜びを表していた。
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