市指定文化財・城屋の天然記念物 「リンボク」の白い花満開 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年09月17日(火)
舞鶴市指定文化財となっている城屋の天然記念物のリンボクが、白い小さな花を咲かせている。地元の人によると毎年10月に入ってから花が咲いているというが、今年は猛暑の影響からかすでに満開となっている。
城屋の祇園牛頭天王神社の入り口左手に1本のリンボクがある。幹周り1・33メートル、樹高10メートル。樹齢は約100年。リンボクはバラ科の常緑喬木で、強い日差しや土壌の乾燥に弱いため、周囲に高木層の照葉樹林帯がないと生育しない。同神社にはカシやスダジイなどの古木が残っている。
日本海側の北限に近い位置に標準サイズをはるかに越えるリンボクと照葉樹林は、植物の生態を知る貴重な資料という。昭和20年ごろには東京帝国大学の植物学者がこの木の価値を認めたが、戦後の混乱期に所在不明となり、同46年に市文化財保護委員らの調査で確認された。
枝の先には小さな白い花をいっぱい付け、遠くから見ると雪で覆われているようにも見える。
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