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「米国で移植を」重い心臓病の少女を助けよう! 宮津市の「救う会」が府北部中心に募金活動 【舞鶴のニュース】

「米国で移植を」重い心臓病の少女を助けよう! 宮津市の「救う会」が府北部中心に募金活動 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2004年01月30日(金)

大阪府吹田市にある国立循環器病センターに入院している小倉有加さん

 重い心臓病のため、海外での心臓移植しか命を救う道がない宮津市内の少女を救おうと、市民らが京都府北部を中心にして募金活動に取り組んでいる。少女は国立循環器病センター(吹田市)に入院し、補助人工心臓を装着しているが、一日も早い移植が必要。手術費用や渡航費など多額の費用負担がかかるため、9000万円を目標に募金をしている。舞鶴市民にも協力を呼びかけている。
 この少女は宮津市小田宿野の漁業、小倉千明さん(45)の長女の有加さん(17)。中学入学時に進行性の拡張型心筋症と診断された。心臓壁が薄くなり心臓に負担をかけると心不全を起こしたり、投薬の作用上、けがをすると血が止まりにくくなる。
 舞鶴共済病院にも入院していたが、平成14年1月に同センターに緊急入院し、心臓移植しか治療の方法はないと伝えられた。4月には移植の道を選び、ドナー(臓器提供者)を待っていたが、心不全悪化のため補助人工心臓の装着手術を受けた。現在も同センターに入院し、母の真由美さんが付き添っている。
 日本では心臓移植がすでに1年以上行われておらず、感染症の不安も高まり、海外での移植を決意した。米国のUCLA病院が受け入れを決めたが、手術・治療費に6300万円、医療機器レンタル費に1000万など計9000万円が必要。それを知った小倉さんの友人らが「有加さんを救う会」(代表・飯尾毅さんと荒砂洋一さん)を結成し、今月から府北部の個人や各団体を回って協力を呼びかける一方、金融機関に口座を設けた。今後は舞鶴市内でも街頭募金などをする。
 同会は「一日も早く渡米できるようご協力をお願いします」と話している。
【問い合わせ】電話0772・20・1005(午前9時~午後5時)、小田宿野公民館内、有加さんを救う会(〒626ー0052宮津市小田宿野191ー3)。
 振込先の口座は次の通り。
京都銀行宮津支店      普通3816498
京都北都信用金庫本店    普通1063468
京都信漁連宮津支店     普通0257209
京都丹後農協宮津支店    普通4067289
郵便局・振替払込 00940ー0ー269845
口座名はいずれも「有加さんを救う会」

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