先天性筋ジストロフィー症で20歳で亡くなった 坂間さん(藤沢市)の絵画展「ほのぼの屋」で 2月14日~3月14日まで 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2004年02月06日(金)
先天性筋ジストロフィー症を持ちながら、1997年に20歳で亡くなるまで多くの作品を残した神奈川県藤沢市の画家、坂間弘康さんの絵を紹介する作品展が、2月14日から大波下の障害者地域生活支援センター「ほのぼの屋」で開かれる。体が動かないため寝ころびながら、左手の指に挟んだフェルトペンを口元で支え、約300点の作品を描いた。死後も各地で遺作展が開催されている。3月14日まで。
坂間さんは重い障害を持ちながら養護学校に通い、15歳で絵と詩の創作を始めた。ポスターコンクールでその才能が評価され、NHKや新聞などで紹介された。亡くなる半年前に作品集『ぼく青春してるんだ』を自費出版。透明な明るさが作品の魅力となっている。
その後、彼の絵や生き方に心を動かされた人たちが、2002年に本格的な画集『ぼくのまちへ』(かもがわ出版)を刊行した。幼いころ父の転勤で移り住んだ町の風景などが、鳥瞰的な視点で精緻に描かれており、カラーを含めて約70点が掲載されている。
舞鶴出身で藤沢市に住む高橋緑さんは全障研神奈川支部に所属し、画集づくりなどに関わったが、故郷でも多くの人に坂間さんの障害を越えた作品を見てほしいと、「まいづる共同作業所・まいづる作業所友の会」(蒲田忠夫会長)に作品展の開催を依頼した。同会などが主催し、「けんたくんのものがたり」などの作品約30点を展示する。入場無料。午前10時~午後9時。カフェレストランほのぼの屋の定休日(水曜日と第1・3火曜日)は午後五時まで。
【問い合わせ】電話66・7707、同センター。
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