丸山小の桜の元気を取り戻そう! 小橋地区の住民ら土壌改良など【舞鶴】
投稿日時:2004年02月17日(火)
小橋と三浜地区の子供たちが通った旧丸山小学校の桜の元気を取り戻そうと、小橋地区の住民たちが2月15日、樹勢が衰えた桜に肥料を与えたり土壌の改良をする作業をした。今後も世話を続けるのに加え、新たに植樹も検討するなどして、かつてのきれいな花を咲かせてほしいと夢を紡いでいる。
旧丸山小は明治9年に開校した。学校前にすぐ砂浜の海岸が広がる小学校として、地域の人たちに愛されてきたが、平成10年に閉校した。それ以降は小橋と三浜区が1年ごとに交代して管理している。学校の正門の左右に沿ってソメイヨシノなど12本がある。いつ植えられたものかはっきりしないが、約50年前には若木もあり花がきれいに咲いていたという。
ここ最近は次第に枝に病気が出るなどし、花が少なくなっていた。かつて春には満開の桜をくぐって登校した子供たちの姿を見守ってきた母親たちが、再び花を咲かせてと住民らに呼びかけ、昨年秋に「小橋地区桜を守る会」(濱田節子会長)を作り、11月に病気の枝を切るなどした。今回は約20人が木の周囲の地面を掘って土を入れ換え、今後は苗木の植樹もしようと話が弾んだ。
作業をした会長の濱田さん(56)と嵯峨瞳さん(61)は「この桜の下で花見をしたことがないので、息長く取り組みいつか花見ができるまでにしたい」と話していた。
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