5月から「語り部」養成講座 受講者募る!引き揚げの歴史後世に【舞鶴】
投稿日時:2004年04月20日(火)
終戦後の引き揚げの歴史を後世に伝えようと、舞鶴引揚記念館「語り部」養成講座(市、市教委主催)が、5月から始まる。抑留と引き揚げの体験者から話を聞いたり、シナリオ作りのワークショップなどを開く。講座修了後はボランティア組織を結成し、同記念館を拠点とした活動を計画している。受講者を募っている。舞鶴港は昭和20年から同33年までの間、旧ソ連や中国などから約66万5000人の引き揚げ者を受け入れた。その史実を後世に伝えるために同63年に引揚記念館が開館し、資料を展示。引揚者らでつくる引揚を記念する舞鶴・全国友の会が、語り継いできたが、会員の高齢化で活動が困難なため、市などが語り部の養成に乗り出す。講座は舞鶴語り部の会や立命館大学平和ミュージアムなどが協力し、5月22日から来年3月19日まで計10回、講義やワークショップ形式で行う。時代の歴史背景を学ぶほか、実際に語る内容のシナリオ作りをする。講座を終えた人たちで、同記念館での解説や学校への出前講座などの活動を予定している。会場は同記念館など。時間は午後1時半~同5時。受講対象者は近代史に興味があり、講座修了後に語り部として活動する意欲のある人。10人程度を募集する。申し込みは4月21日~5月12日。住所、氏名、性別、年齢、電話番号を記入し、はがき(〒625-8555 北吸1044 市教委社会教育課)、FAX(62・9897)で受け付けている。
【問い合わせ】電話66・1073、同課。
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