市消防本部、北村さんら3人に感謝状 火災現場に駆けつけ消火、勇気ある行動【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年08月08日(金)
舞鶴市消防本部(麻生肇消防長)は8月6日、民家火災の初期消火活動を行い、被害の拡大を防いだ3人に感謝状を贈った。消火器を持って、煙や熱気の充満した火災現場に駆けつけ、火を消し止めるという3人の勇気ある行動をたたえた。
3人は行永東町の無職、北村實さん(68)▽同所の会社員、渋谷一郎さん(68)▽同所の主婦、松村直美さん(47)。
火災は7月12日午後7時43分ごろ、行永東町の民家で発生、家人はすぐに逃げだして火災の発生を近所に知らせた。これを聞いた北村さんは、自宅の消火器を持って駆けつけて消火。
また、渋谷さんは煙が充満していて、よく見えないため、機転をきかして懐中電灯で照らし、北村さんの消火に協力。さらに、民家の玄関前の散水栓からホースで放水した。松村さんも自宅の消火器で消火にあたった。
火災は、ガスコンロにかけた天ぷら油から出火、3人の初期消火で、台所の壁や棚などを消失しただけで消し止めた。現場は住宅街で、火災が拡大すれば被害はもっと大きくなったという。
感謝状は、浜の舞鶴東消防署で、森脇利之署長から伝達された。北村さんと渋谷さんは、元海上自衛官で、現役時代の消火訓練の経験が生かされた。北村さんは「当然のことをしたまでです。感謝状をいただいて、恐縮しています」と話していた。
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