9月20日、舞鶴労音創立40周年記念 新ブタペスト弦楽四重奏団コンサート 舞鶴出身でリスト音学院の桑原さん共演 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年09月12日(金)
国際的な活躍を続ける新ブタペスト弦楽四重奏団のコンサートが、9月20日午後7時から浜の総合文化会館大ホールで開催される。舞鶴労音(関岡敏信委員長)創立40周年と、同館開館20周年を記念して、舞鶴労音と市文化事業団が主催。舞鶴労音は良質な音楽を提供しようと、第199回目のコンサートを迎える。今回は舞鶴出身で、ハンガリー国立リスト音学院に留学中の桑原怜子さん(24)が、ブラームスの曲で共演する。
昭和38年、「よい音楽をみんなで安く聴こう」を合言葉に結成。当時は生で音楽を聴く機会が少なく、昭和43年に東公会堂での寺内タケシとバニーズでは、1200人が来場し入れなかった人が屋根によじ登った。クラシックや落語、演劇公演をし、そんな活動の中から大きな会館の建設の要望が生まれ、市民会館へとつながった。
当初は会員制で毎月開催したが、公演の多様化で来場者は減少。文化運動の運営が難しくなり、最近は年1回の開催に。昨年からは地元演奏家の育成にも力を入れ、若手ピアニストを招いて共演の機会を提供している。同労音事務局長の安川謙二さんは「労音コンサートは聴きたいという人が来てくれると、出演者からも評価されてきた。今後も力を蓄え続けていきたい」と話していた。
20日は新ブタペスト弦楽四重奏団がモーツァルト「弦楽四重奏曲第14番 春 ト長調 K387」などを演奏。桑原さんはブラームス「ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op34」で共演する。指定席3500円、自由一般3000円、学生2000円。
【問い合わせ】電話75・4486、舞鶴労音。
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