生徒1人が毎月1冊の読書で 岡田中学、年間800冊読破にチャレンジ 田主さんも読書スタンプ送り応援 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年09月12日(金)
岡田由里の岡田中学校(水谷昭校長、68人)は、今年4月から来年3月までの1年間で800冊の本を読破する取り組みを続けている。生徒1人が毎月1冊は読む目標を立て、夏休みを終えて563冊まで伸ばした。舞鶴出身の版画家で、本紙に「ふるさとの風」を連載する田主誠さん=茨木市=が、読書スタンプを送り、その活動を応援。これまで本を読まなかった生徒が活字に触れるなど、着実に成果が広がっている。
同校は昨年度から読書に親しもうと、1時間目の授業が始まる前に読書時間を設けた。今年度は、図書専門委員会が1人が毎月1冊を目標に全生徒合わせて計800冊を読破する目標を立てた。月ごとに各学年で読破数をグラフで表示、図書NEWSを発行し新刊の紹介もしている。
昨年、社会人講師を務めた田主さんから読書の大切さを聞き、スタンプを依頼して制作してもらった。そうした成果が表れ、図書館に通う生徒も増えてきた。
同会委員長の3年生、河崎久美子さん(14)=久田美=と副委員長の同、小島愛さん(同)=西方寺=は「これまでは好きな本の話をしても、近くに共感してくれる人がいませんでしたが、いまはたくさんの人が読んでくれるようになりました」と話していた。
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