11月1日まで「四季の絵手紙日記」展 木船さん(溝尻町)、がんの手術後に見つけた感動を 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年10月21日(火)
溝尻町の主婦、木船豊美子さん(62)の「四季の絵手紙日記」展が、天台新町のカフェギャラリー「サルバドール・ダリ」で開かれている。2年前に大腸がんと診断され、2回の手術を受けた木船さんは、毎日の生活の中で見つけた感動を絵手紙に表現した。作品からは生きる喜びがあふれている。11月1日まで。
木船さんはホームヘルパーを定年退職した後、趣味を持とうと本や教室に通って絵手紙を始めた。そんな折に大腸がんが見つかり、昨年までに入退院を繰り返した。その体験から小さな花にも新しい感動を感じ、毎日2、3枚の作品を作ってきた。
手術後に自分の足でトイレに行けたことに感動し、退院後には家族や友人のたくさんの優しさを知ったこと、体調が戻ってきた最近のゆっくりと落ち着いた気持ちなどを絵と文で表した。このほかにも旅先の風景や身近な草花、飼い猫などを題材に、パステル画や切り絵などの技法も使った。作品展にはこれら64点を展示した。
「多くの人に励まされて元気になった様子を見てもらおうと作品展を開きました。私の支えになったこの絵手紙で自分史も作ってみたい」。いまも検診を受け、薬を飲んでいる。 【問い合わせ】電話75・7173、ダリ。
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