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神崎地区の婦人有志が「浜砂焼きいも」 集まった市民たちに振る舞う 【舞鶴のニュース】

神崎地区の婦人有志が「浜砂焼きいも」 集まった市民たちに振る舞う 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2003年10月28日(火)

蒸し上がったサツマイモをもらう子

 舞鶴市神崎地区の婦人有志らが10月25日、神崎特産のサツマイモを材料に、目の前の浜辺の砂を使った昔ながらの「浜砂焼きいも」を、集まった市民らに振る舞った。海水の塩分を含んだ砂で蒸し焼きにしたサツマイモは、甘味と天然の塩味が効き、子供たちがおいしく味わっていた。
 神崎地区の上空でハンググライダーなどを楽しく舞鶴・神崎フライトエリア同好会から、神崎特産のサツマイモを使って神崎のPRをしてみてはとアドバイスを受け、婦人の有志八人が初めて取り組んだ。
 砂浜で製塩業を営んでいた神崎地区では、昔は各家でかめに海水を入れ、食材を湯がく際に塩味を付けるのに使ったり、ピーナッツを煎る時に砂を混ぜて塩味を付けた。また、砂浜で焚き火をしてサツマイモを焼いて食べたともいう。
 その浜砂焼きを再現しようと、大きな鍋(縦70センチ、横1メートル、深さ30センチ)に砂を入れ、その上にサツマイモを並べ、さらに砂を被せて、下からガスの火力で蒸し焼きにした。サツマイモは約200本用意した。約2時間かけてほどよく蒸し上がった。
 準備をした主婦の中川幸江さん(59)=西神崎=は「お年寄りによると昔は神崎では砂がごちそうだったといいます。今回おいしいと食べてもらってやった甲斐がありました」と話していた。

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