迎春準備シーズン到来 大森神社で注連縄づくり 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年11月25日(火)
舞鶴市森の大森神社(田中國雄宮司)で11月24日、鳥居や本殿などに飾る注連縄(しめなわ)づくりが行われた。氏子らが丹精込めて稲藁を手際よく縒りあげる姿は、迎春準備シーズンの到来を告げていた。
注連縄づくりは、同神社奉賛会(田中輝昭会長)が取り組んでいる奉仕作業で、今年で7年目。それ以前には、地元の老人会が中心となって、注連縄を作っていたが、会員が高齢となり、同奉賛会が受け継いだ。
地元の農家から提供を受けた稲藁は、1週間前に藁打ちして作業しやすいように柔らかくして準備。参加した奉賛会の会員20人が、2人や3人1組となって、それぞれ指定された長さ、太さに合わせて注連縄を縒り上げた。
石大鳥居に飾る長さ7.9メートル、最大直径10センチの最大のものや、手水鉢屋用の長さ11.3メートルの最長のものなど23本の注連縄を完成させた。この縄は、12月27日に会員らによって張り替えられる。
7年前から注連縄づくりに参加している高橋忠さん(56)=森=は「自分たちで作った注連縄を飾って、正月を迎えるのが喜びです。この作業をしないと正月を迎える気分がしません」と話していた。
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