台風23号で田畑被害、復旧進まず 市が災害農家へ緊急支援 【舞鶴】
投稿日時:2004年11月26日(金)
台風23号で田畑が被害を受けるなどしたが、舞鶴市は11月22日、被災した農家の復旧へ向けた農業緊急支援策を発表した。国の農地災害復旧事業の個人負担の軽減や農機具の修理などの助成、田畑の片付けの農業災害ボランティアを派遣するなどの内容。台風から1カ月を過ぎ農家は落ち着きを取り戻しているが、土砂や流木に埋まった田畑の多くは、復旧が進まず被害を受けたままの姿を見せている。加佐を中心とした河川の流域の田畑に樹木や土砂が流れ込み、石の川原や泥田のような姿に変わった。また、ビニールハウスが壊れたり、農機具が水浸しになる被害も続出。農家は人の手で片づけられる範囲で泥の除去やハウスの補修をしているが、多くは個人で復旧するには手に余り手つかずの状態となっている。被害の実態調査をする市が現在までにまとめた被災農地は約145ヘクタールという。市は今回の被災農家支援の緊急制度を作った。国は復旧に40万円以上の費用のかかる農地に対して、審査の上で農地災害復旧事業の対象としているが、市は個人負担額を事業費の10%から5%に軽減する。期間は平成16年~18年度。被害を受けた農機具やパイプハウスなどの修理費と更新費の合計額に応じて、10万円を上限に助成する。期間は同16年度~17年度。国の災害復旧事業の対象外の田畑について、土砂やゴミの片付け、用排水路の泥出しなどにボランティアを派遣する。市と市農業委員会、JA京都にのくにで組織するまいづる農業災害ボランティアセンターが、派遣希望農家とボランティアを募集し調整する。申し込みは市農林課か同会で。期間は当面平成十六年度までの土・日曜日。融資制度関係では、農業近代化資金と農業経営維持安定資金の利子を、府と市が全額負担して無利子にする。期間は五年間。また、支援の相談窓口を市農林課に設けた。
【問い合わせ】電話66・1030の市農村整備課、66・1023の市農林課。
-
-
2022年10月07日
小浜線開業100周年
100人超えで大掃除・ 老若男女が汗流す
-
-
2022年09月30日
倉谷の大泉寺
お地蔵さま“水浴び”
年に一度のリフレッシュ
-
-
2022年09月09日
秋到来 黄金のひと時
南野陽子さんら舞鶴の里山を満喫
室牛地区の水田で
市民ら稲刈り作業で親睦深める