近代五輪100周年記念で舞鶴みなとLC 市内の出場選手出身校にオリンピック・オーク植樹【舞鶴】
投稿日時:2004年12月14日(火)
今夏のアテネ五輪に舞鶴出身の山口有希選手(東海大3年)が出場したことや近代五輪100周年を記念して、舞鶴みなとライオンズクラブ(藤沢明会長)は、青少年に夢と希望を持ってもらおうと、市内の五輪出場選手の出身校に「オリンピック・オーク」(ドイツ柏)の苗木を寄贈。12月10日にベルリン五輪(1936年)の棒高跳びに出場した大江季雄選手の母校、溝尻の新舞鶴小学校で植樹を行った。「オリンピック・オーク」は、ベルリン五輪の優勝者に鉢植えの苗木として金メダルとともに授与された。同五輪の開催種目数は少なく、全体で130本が選手やチームに贈られた。日本選手は5人が受け取り、その1人で三段跳び金メダリストの田島直人選手は、苗木を母校の京都大学に持ち帰り、同大農学部グラウンドに植樹した。同大陸上競技部OB会「蒼穹会」では、このオークを大切に育て、今では高さ20メートルの大樹に成長。さらに、このオークを後世に伝えるため、ドングリの実から苗木を育て、全国各地の陸上競技場などに植樹している。舞鶴みなとライオンズクラブでは、青少年の健全育成にと、この苗木を蒼穹会からもらい受け、山口選手や大江選手、ロサンゼルス五輪(1932年)の水泳競技に出場した菅谷初穂選手の出身校の明倫小、新舞鶴小、城北中、西舞鶴高の4校に植樹した。新舞鶴小での植樹では、6年生115人や同クラブの会員らが出席。藤沢会長は「夢に向かって忍耐強く継続することが大切。目標を持って頑張ってほしい」とあいさつした。この後、児童とともに「夢と継続」と書かれた銘板(縦28センチ、横40センチ)を除幕、高さ1.5メートルのオーク1本を植樹した。児童を代表して西村侑可理さんが「オークを大切に育て、先輩に負けないよう夢を持って頑張りたい」とお礼の言葉を述べた。
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