倉梯第2小児童会、台風23号被災者に 応援メッセージと募金活動【舞鶴】
投稿日時:2004年12月24日(金)
行永の倉梯第2小学校(森下久光校長、396人)の児童会(宮川孝志会長)が、台風23号で被害を受けた市内の被災者を励まそうと、メッセージと募金活動を呼びかけた。被害の様子を伝える写真を校内に掲示するなどし、児童たちから74通の復興への応援メッセージが寄せられ、集まった募金1万2432円と一緒に、12月21日、義援金の受け付け窓口の市役所へ届けた。台風による被害を伝えるニュースを見るなどした児童会が中心となって、自分たちにできることで被災者を応援しようと、お小遣いの中から少しずつ募金を集めようと決め、11月下旬の2日間、児童会役員が登校時に募金箱を手にして募金を呼びかけた。その取り組みの中で、励ましのメッセージも送ることへとつながった。水没した観光バスや泥の片付けをする住民らを撮影した22枚の写真を今月初めから掲示し、その下に記入するびんせん用紙を置いた。1年から6年生までが1枚のびんせんに、「寒くなるので風邪をひかないようにして下さい」「1日でも早く気持ちよく過ごせる日がくるのを祈っています」「勇気をもって前へ進んで下さい」などの文章を書いた。役員の児童たちが、74枚のメッセージを大きな模造紙に張り付けた。会長の宮川君(6年)は「これまで台風の被害というと遠くのことだと思っていたけれど、今回は写真を見て身近に感じました。被災者の皆さんに見てもらい少しでも元気を出してもらえれば」と話していた。
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