「Jet Piper(s)」金管八重奏団 府アンサンブルコンテスト初出場で金賞【舞鶴】
投稿日時:2006年01月17日(火)
舞鶴高校ウィンドアンサンブル部の卒業生や現役部員らを中心にした吹奏楽団「Jet Piper(s)」(ジェットパイパーズ)の8人が、1月8日に開かれた「第38回京都府アンサンブルコンテスト」(京都府吹奏楽連盟など主催)の一般の部に初出場し、金賞(1位)に輝くとともに京都府代表にも選ばれた。府北部の団体が府代表に選ばれたのは初めて。8人の金管八重奏団は、なかなか揃って練習できない中での快挙を果たした。2月11日の関西アンサンブルコンテスト(八幡市)に臨む。ジェットパイパーズは2003年に同部の卒業生を中心に結成。現在は現役の部員や大学生、社会人らも加わり約60人で構成し、舞鶴市吹奏楽連盟主催の定期演奏会などに出演している。アンサンブルを組むメンバーが揃ったため、今回初めてコンテストの出場を決めた。メンバーは卒業生の富永愛美さん(19)と脇坂菜採さん(同)、二谷学さん(18)、現役部員の岡安潤君(1年)と谷奥智美さん(3年)、上野沙世さん(同)、橋本隆弘君(同)、京都市の大学生、新川望さん(19)。トランペット3人、トロンボーン3人、ホルン1人、テューバ1人で構成する。曲はスペインの「高貴なる葡萄酒を讃えて 第5楽章より ファンダトーレ そしてシャンペンをもう1本」を選んだ。11月後半から週1、2回のペースで東高などで練習を始め、年末年始には毎日取り組んだ。アップテンポなリズムで細かい音が多く、音を合わせるのが難しい曲の上、仕事で全員が揃う機会が少なかった。それでも集まったメンバーだけで音を合わせるよう努め、課題を残しつつも当日までに演奏を仕上げた。 京都市内であったコンテスト一般の部には28団体が出演。その中から7団体が金賞を受賞したが、3人の審査員から「楽しさと面白さが表現できていた」と評価を受け、1つの枠しかない府代表にジェットパイパーズが選ばれた。8人は「コンテストのレベルが分からなかったけれど、出るからには代表をと思った。正直しまったというミスもあったので、金賞と代表にはびっくりした」と喜ぶ。会社員でリーダーの富永さんは「次もなんとか関西代表になって全国へ出たい」、上野さんは「今回納得いかない演奏もあったので、ミスを減らしてみんなで1つの音を出せるようにしたい」と話していた。1月22日には第18回舞鶴アンサンブルコンテスト(総合文化会館小ホール、午前10時から)にも出場する。
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