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通学路の安全確保へ住民組織 余内地域スクールガードボランティア【舞鶴】

通学路の安全確保へ住民組織 余内地域スクールガードボランティア【舞鶴】

投稿日時:2006年01月20日(金)

スクールガードボランティア説明会に集まった住民ら

 倉谷、余内小学校(車浩真校長、470人)の児童の通学路の安全を確保する住民組織「余内地域スクールガードボランティア」(小林義雄会長)の立ち上げに向け、1月17日、同校で説明会が開かれた。ボランティアに登録した住民らは、校区内の22町内で、登下校時の児童たちを見守る。市内でのボランティア組織は、志楽小学校区の志楽ダイヤモンドパトロール隊などが結成されている。同校区では、平成15年に設立された余内地域子育て支援協議会が、これまで毎月1、2回、通学路の交差点で児童の安全指導を続けてきた。しかし、昨年11月15日、下校途中の児童が、不審者から声をかけられたことから、緊急下校指導を連日実施した。さらに、12月に広島市での小学1年女児の殺害事件の発生を受け、「下校時に1人になる児童の安全確保が必要」との意見が出た。支援協議会の会員だけでは人員が不足のため、住民にも参加を呼びかけようと、スクールガードボランティアを立ち上げることを決め、回覧板を通じてボランティアを募った。スクールガードボランティアは、余内区長連合会、民生児童委員、防犯推進委員、PTA本部役員、老人会などで構成する子育て支援協議会の会員92人と、新たにボランティア登録した住民やPTA会員67人の計159人がメンバー。各メンバーが、居住する町内ごとに支部組織をつくり、自分が活動できる時間に児童を見守る。説明会には、約百人が出席。子育て支援協議会会長で、スクールガードボランィアの小林会長があいさつ、車校長が「地域あげての取り組みに、学校としてうれしく思っています」と感謝した。この後、ボランティア立ち上げの経過や趣旨説明があり、メンバーらがそれぞれの町内単位に集まり、児童を見守る時間帯などを打ち合わせた。山内重紀さん(63)=倉谷=は「少年野球の指導を通じて、多くの子供たちを知っており、ボランティア登録しました。みんなで子供たちを見守っていきたい」と話していた。新しくボランティア登録した人たちは、市教委から配布された腕章を着用する。

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