国道27号「桜街道づくり」綾部市まで延伸 モナミゼミ、ソメイヨシノ80本植樹【舞鶴】
投稿日時:2006年03月07日(火)
舞鶴市から京丹波町の国道27号線の「桜街道づくり」に取り組む、まちづくりを考える市民グループ「モナミゼミ」(今安隆之会長)は3月5日、綾部市八田地区などでソメイヨシノの若木80本を植樹した。平成10年から京田、真倉地区で植樹を始め、その活動の輪は綾部市にも広がり、この日も同市内のグループと一緒に植樹を行った。桜街道づくりは、平成九年の舞鶴市主催の「都市デザイン賞」の提言部門で、同ゼミのメンバー、田中俊樹さん(62)の「桜街道づくり」が受賞。国道27号線の舞鶴市から京丹波町までの延長約50キロを桜街道にしようとする構想で、この受賞を契機に、同ゼミでは構想実現に向けて植樹を始めた。計画では、綾部市、京丹波町の地域住民と協力して、約1000本を植樹する。この計画に沿って、平成12年からは綾部市白杉地区の市民グループ「白杉の会」、昨年からは山家地区の同「山家さくら会」も加わり、合同で植樹に取り組んでいる。植樹開始から9年目を迎えた今年は、綾部市の八田、山家地区で植樹を行った。八田地区は、日東精工八田工場の国道27号沿いの斜面にモナミゼミと「白杉の会」のメンバーに、同工場の社員も加わり約30人が植樹。また、山家地区でも「山家さくら会」のメンバー約20人が植樹した。植樹したのは、ソメイヨシノの高さ約2.5メートルの若木。綾部市花と緑の公社と財団法人都市緑化基金の「花王みんなの森づくり活動助成」から提供された。八田地区では、メンバーらは斜面に穴を掘って若木を植え、大きく成長するようにと副木の杭を打ち込んでいた。桜街道づくりでは、今年を含めて580本を植樹した。田中さんは「よくここまで来たものと思う。これもゼミのメンバーや綾部市の地域の皆さんのお陰です。あとは京丹波町の地域の皆さんに呼びかけて桜街道を完成させたい」と話していた。
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