フジ子・ヘミングさんの絵画展 作品に言葉添え、4月2日まで「サンムーン」【舞鶴】
投稿日時:2006年03月24日(金)
耳に障害を持ち、波乱の道を歩むピアニスト、フジ子・ヘミングさんの絵画展が、舞鶴市浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。演奏のかたわら、子供のころから絵を描き続け、人生や恋愛などを独特の感性で表現している。人生を見つめたヘミングさんの数々の言葉が作品に添えられ、見る人の心にしみこんでいく。4月2日まで。ヒトラーの時代のベルリンに生まれ、日本人ピアニストの母と5歳から日本で暮らした。ウィーンで指揮者のレナード・バーシュタインの援助を受けるが、コンサート直前に左耳の聴力を失った。右耳はすでに16歳で聞こえなくなった。ピアノから離れ、左耳は40%まで回復するが、ドイツなどで約20年間放浪生活を送った。帰国した日本で小さな演奏会を続け、その様子がNHKで放映され大きな反響を呼んだ。リストの「ラ・カンパネラ」を収めたデビューCDが異例の大ヒットに。苦難を乗り越えた魂の音楽家とし称賛を受ける。独特なタッチと色使いで花や人物などを描いた作品約30点が並び、失意と極貧をなめ尽くし、そこから音楽を取り戻した人生が重なる。猫を描いた作品横には、「不幸せになって初めて誰が本当の友だったかが、はっきりする」という言葉が掲げられている。午前10時~午後7時。火曜休み。入場無料。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン。
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