城下町の風情、池田さんがスケッチ展 4月10日までメガネの和諧堂で 【舞鶴】
投稿日時:2006年04月04日(火)
西舞鶴の街角と港の風景を描く引土の池田賢二さん(73)のスケッチ展が、円満寺のメガネの和諧堂多目的スペース(マナイ商店街内)で開かれている。鉛筆と水彩を使った淡いタッチの農人橋や本町界隈などの40点が、見る人に郷愁を抱かせている。作品の中にはすでに取り壊された建物もあり、池田さんは城下町の風情を絵で留めようと、100景の制作を目指していまもスケッチに歩く。4月10日まで。若いころから絵を描くのが好きで、中学校で一時美術教師を務めるなど、教員時代ずっと絵に対する思いを持ち続け、中丹養護学校校長を退職後に存分に描こうと思っていた。中筋文化協会会長だった2000年、中筋地区の郷土誌づくりで挿絵を担当したのがきっかけとなって、地域の町並みのスケッチを本格的に始めた。歩いたり自転車に乗って風景を探し、99年から02年までに描いた3号~10号の作品を展示。喜多埠頭での材木の積み込みや吉田のヨットハーバー、本町の格子の手すりのついた建物、平野屋通りの大看板を掲げる商店など、鉛筆の線を残して水彩で仕上げた。京口八幡通りのたばこ屋などすでに消えた風景もあり、来場者のノスタルジーをかきたてている。池田さんは「若いころに比べ、いまは何を見ても絵になると思えるようになった。西舞鶴の100景を作り上げたい」と話していた。入場無料。4月4日は休み。
【問い合わせ】電話75・1208、同店(西市民プラザ横)。
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