舞鶴でロケ、映画「ニワトリはハダシだ」 特典映像付きのDVD発売中 【舞鶴】
投稿日時:2006年04月07日(金)
舞鶴の近現代史を背景にし、舞鶴ロケが行われた映画「ニワトリはハダシだ」(森崎東監督)のDVDが完成し、発売されている。映画制作会社「シマフィルム」の志摩敏樹代表=北田辺=が総指揮にあたり、2003年のベルリン国際映画祭に招待を受けた作品。現在も全国各地で上映が続いている。DVDには、舞鶴のロケ風景やスタッフへのインタビューなどの特典映像が付いている。志摩さんは故相米慎二監督の「風花」、阪本順治監督の「ぼくんち」の製作に協力。次回は舞鶴の歴史を織り込み舞台にした映画を作りたいと構想し、森崎監督がメガホンを取る快諾をした。03年に吉原など市内各地でロケ撮影が行われ、みずなぎ学園の園生や地元の人らがエキストラ出演した。キャストは原田芳雄さんらを迎えた。浮島丸事件の生存者の在日朝鮮人を母にもつ2世の女性とその夫、彼らの子供で知的障害の少年を主人公に、警察の汚職と家族の絆などをテーマにエンターテイメント作品に仕上げた。東京国際映画祭コンペティション部門で最優秀芸術貢献賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞し、高い評価を受けた。04
年の舞鶴上映の後、北海道や九州まで40カ所の映画館やホールで上映された。大阪ではほぼ満員となり、「懐かしく美しい風景」と反響を呼んだ。志摩さんは「再び舞鶴でも上映をしたい。森崎監督と組んで次の映画も準備しています」と話していた。現在は若手映画監督を起用し、東京と大阪で映画製作を進めている。DVDは4935円。販売元はGPミュージアムソフト。みずなぎ学園、白糸、志摩機械、舞鶴市民新聞社などで取り扱っている。
志摩さんも審査員を務める第1回高校生映画コンクール「映画甲子園2006」(同実行委員会主催)が8月に開かれる。映画監督らも審査員を務め、優秀作品は東京と大阪の映画館で上映し、次回作の製作資金を授与する。高校生を対象に映像は1分から60分以内。応募締め切りは5月31日。
詳しくはhttp://www.eigakousien.jp
-
-
2022年10月07日
小浜線開業100周年
100人超えで大掃除・ 老若男女が汗流す
-
-
2022年09月30日
倉谷の大泉寺
お地蔵さま“水浴び”
年に一度のリフレッシュ
-
-
2022年09月09日
秋到来 黄金のひと時
南野陽子さんら舞鶴の里山を満喫
室牛地区の水田で
市民ら稲刈り作業で親睦深める