給食ボランティア「五和会」 温かい弁当作りつづけ25年 【舞鶴】
投稿日時:2006年04月18日(火)
舞鶴市明倫地区の一人暮らしのお年寄りにお弁当を作る給食ボランティアグループ「五和会」(滝口不三子会長、会員23人)が、結成から25周年を迎えた。毎月1回、140~150食のお弁当を作っている。4月15日は明倫地区民生児童委員協議会のふれあいの集いに出席するお年寄りにお弁当を作り、仮装して歌を披露した。25年の歩みを記した記念誌も作成して配布した。五和会は1978年のボランティアスクールを修了した5人で80年に発足。翌年から毎月1回第2水曜日に給食サービスの活動を開始、第1回目は23人の一人暮らしのお年寄りのお弁当を作った。年末にはお餅をついて配ったり、料理教室を開くなどしてきた。1人ではあまり作らない炊き込みご飯をほぼ毎回メニューにし、昨年は月平均124人分の食事を作った。会員の手紙を添えて民生児童委員が宅配する。お年寄りからたくさんのお礼の手紙が届き、喜ばれている。この日は第19回のふれあいの集いが寺内のルンビニ保育園で開かれ、お年寄り88人や民生児童委員、五和会のメンバーが出席。同会は参加者の156人分のお弁当を作ったほか、集いの中で交通安全の寸劇に出演したり、中世ヨーロッパ貴族や楽士などの仮装をして、大正琴の伴奏で「村の鍛冶屋」などを合唱した。滝口会長は「皆さんの顔を思い浮かべながら作ってきました。今後も長く続けるためにも若い方の入会を願っています」と話していた。
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