愛ティープラザ映像コンテストで最優秀賞 まちづくりサポートクラブ・水江さんが撮影編集 【舞鶴】
投稿日時:2006年04月21日(金)
「京都府地域と人をむすぶITコミュニケーションプラザ」(愛称・愛ティープラザ)主催の映像コンテストで、NPO法人・まちづくりサポートクラブ映像事業部が製作した作品「物部クリスマストラクターパレード」が最優秀賞を受賞した。同部の水江貴広さん(33)=舞鶴市浜=が、綾部市物部町でのパレードを撮影・編集した。同事業部では、映像を使ったまちづくりの支援や、活動拠点の西市民プラザのスタジオの利用を市民に呼びかている。西駅交流センター内の愛ティープラザは、ITの人材育成などの事業をする。映像コンテスト「残そう!ふるさとアーカイブ」は、府北部の自然や文化などをテーマとした。応募した7作品は同プラザのウェブ上で公開され、ネットによる一般投票と審査員による採点によって、このほど各賞が発表された。パレードは、トラクターなどをサンタクロースのソリに仕立て、電飾して夜間に行進する。水江さんは一昨年の12月24日に撮影。多くの市民がボランティアで取り組み、地域の活性化につながっていると考え、約2時間の映像を5分にまとめて出品した。主催者と参加者が一緒になって楽しんでいる雰囲気が伝わるように編集した。「プロのカメラマンも出品していたので最優秀賞は厳しいかなと思った。受賞の知らせを受けたとき、思わず聞きなおした」と喜ぶ。円満寺の西市民プラザは市が2003年に整備し、同クラブが指定管理者として運営を担う。施設内に映像や音楽の収録・編集機器を備えたスタジオと録音室を持つ。映像事業部は、まちづくりにつながり、地域の文化・歴史などを映像で残そうと、依頼に応えたり自主事業を行う。唯一のスタッフの水江さんが、スタジオのオペレーターや野外撮影を担当する。青井小学校の閉校記念の記録映像づくり、舞鶴を舞台にした多摩美術大学生による自主製作映画「季夏」の支援に務めた。しかし、映像事業の広報が不十分だったこともあり、市民の利用はまだ少ないという。水江さんは「今後も映像で舞鶴をPRし、幅広い要望に対応したい」と話す。映像や利用料金についての相談は同クラブ(電話77・0086)へ。
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