舞鶴番傘川柳会の森本芳月さんが第2句集 人間のうた詠み半世紀『なないろの愛』出版 【舞鶴】
投稿日時:2006年04月21日(金)
川柳界の全国組織「番傘川柳本社」同人で、舞鶴番傘川柳会会長の森本芳月さん(78)=余部上=が、このほど川柳句集『なないろの愛』(A5判、71ページ、美研インターナショナル発行)を出版した。昭和57年刊の初句集『あさなぎ』に次ぐ第2句集で、「これまで念願だったもので、私の集大成」としている。森本さんは、20代から川柳を我流で始めた。新聞の川柳欄を読んで、「これなら自分でも詠める」と思ったのがきっかけだった。指導者もなく自分で創作を続け、40代には番傘川柳本社の同人になった。胸踊らせての同人だったが、さっぱり自分の満足のいく川柳を詠めなくなったという。「川柳は誰でもすぐにできる、とっつきやすさがあります。しかし、奥が深くて、これが最大の魅力です」。勤務していた日立造船を定年間近に退職して、昭和60年に舞鶴川柳教室を開設。後進の指導に当たり、舞鶴川柳会を設立、さらに舞鶴番傘川柳会に発展させた。『なないろの愛』には、最近詠んだ川柳のなかから200句を収めた。句集は1000部を発行、300部は知人らに贈呈した。受け取った人たちからはお礼とともに、あの句が素晴らしかったなどの感想が添えられているという。「川柳は人間のうた。題材はいくらでもあります。この句集を手にした人たちが、少しでも川柳に興味を持ってもらえればうれしい」と話している。『なないろの愛』は一部1300円(税別)で、書店で販売されている。
【問い合わせ】電話63・0191、森本さん。
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