日本板硝子労組舞鶴支部の結成50周年記念事業で 大波街道に街灯設置、明るくなり安心して歩ける【舞鶴】
投稿日時:2005年01月25日(火)
日本板硝子労働組合舞鶴支部(大塚一男支部長、組合員530人)はこのほど、支部結成50周年の記念事業として、府道野原港・高浜線の通称大波街道の歩道に街灯を設置し、京都府に寄贈した。歩道は中高校生や板硝子に勤務する人たちが自転車で通学通勤に利用しているが、街灯がなく夜間は暗く、地元から行政へ街灯設置の要望があった。照明で明るくなり安心して歩けると地元でも喜ばれている。同社舞鶴工場が大波下に昭和27年に操業、同時に労働組合も結成され、2002年に50周年を迎えた。記念事業としてこれまでの歩みを記録した冊子を作成、このほかにも地域に還元できる事業をしようと企画を話し合ってきた。マイカーで工場に通勤する人たちが通る大波街道沿いの歩道には街灯がなく、自転車で通勤したり学校へ通学する中高校生から夜間は暗くて危険という声があり、地元でも街灯の設置の要望を行政にしていた。大波街道の海上自衛隊舞鶴教育隊から舞鶴工場までの約2キロの区間には、同支部が1957年(昭和32)に230本の桜の苗木を植樹。いまでは立派な桜並木になっている。今回はこの街道沿いに街灯を設置することを決めた。大波街道の歩道に沿って約1キロの街灯がない区間に設置。関西電力が撤去を決めていた電柱を残してもらい、20~30メートル区間に立つ長い電柱を半分に切断した後、全部で20基の街灯を取り付けた。桜並木の景観に配慮して電気の配線はすべて地中に埋設した。総事業費は約100万円。センサーで夕方から翌朝まで点灯する。大塚支部長は「車で通勤していると大波街道の暗さが分かりませんが、地元の人から安心して歩くことができるようになったと喜んでもらえました」と話していた。
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