「ふるさと大浦21」が竹炭の窯出し 硬くしまってまずまずの出来具合【舞鶴】
投稿日時:2005年02月08日(火)
「ふるさと大浦21」(岸英一会長)は2月3日、多祢寺の舞鶴自然文化園内に築いた竹炭窯で、竹炭の窯出し作業をした。昨年12月に初火入れをした。窯から取り出された竹炭は硬くしまっており、まずまずの出来具合と会員たちは喜んでいる。大浦地区のむらづくりに取り組む同グループは、平成9年に観音寺に竹炭窯を作り、炭と竹酢の製品化に成功した。竹炭は燃料や水の浄化に効果を発揮するとして、JA東支店やとれとれンター道の駅などで販売している。 昨年7月から築いた今回の窯はこれまでの窯よりも大きく、竹炭は約2.5倍の生産量が見込まれる。孟宗竹を1メートルの長さに切り、ぎっしりと窯に詰めて昨年12月14日に火を入れた。空気を取り入れて一気に窯内の温度を上げる精錬をし、その後は火を消して熱が冷めるのを待った。排煙温度を通常の360度よりも高い約400度にし、硬い竹炭を作るように工夫した。竹酢はこれまでの30リットルから今回は100リットル出来上がった。この日は50センチの積雪の中、6人が雪かきをした後に窯の中に入り、竹炭を次々と外に出し、炭を叩いて甲高い音がするのを確かめた。同グループ特産部会会長の永田武さんは「温度を高くしたため一部は灰になったが、硬くていい炭が出来た」と話していた。
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