市内唯一の木造校舎の旧丸山小 京都精華大と地元住民協力し清掃活動【舞鶴】
投稿日時:2005年04月12日(火)
市内唯一の木造校舎の旧丸山小学校の再生と活用について、地元住民と一体となって検討を進めるため、京都精華大学環境ソリューション研究機構は4月10日、三浜の同校で、地元の人たちと協力して校舎の清掃活動に取り組んだ。 同研究機構では、舞鶴市の委託を受けて、多祢寺の舞鶴自然文化園の活用方策についての研究を行った。この成果を踏まえ、大浦半島一帯の活性化に向け、近隣の旧丸山小に着目。自然文化園を「山の学校」、海辺にある丸山小を「海の学校」とする「竜宮浜学校」の構想をまとめた。清掃活動は、地元住民との交流を図り、この構想を検討するきっかけとするために行った。地元の小橋、三浜区の住民と学生合わせて45人が参加、持参したマスクを付け、廊下や教室内に残る椅子や机を移動して床磨きに汗を流した。同大学芸術学部の葉山勉助教授は「海水浴場の付加として『海の学校』を開校すれば、リピーターも増える。清掃活動を地元の人たちと検討するスタートにしたい」と話していた。また、小橋の酒井祥吾区長は「学校が閉校となり、小橋、三浜区民の交流が途絶えたが、これを契機に交流して活性化につなげたい」と話していた。
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