感動アニメ映画「ガラスのうさぎ」上映会 7月30日、総合文化会館小ホールで【舞鶴】
投稿日時:2005年07月08日(金)
舞鶴よい映画を観る会(橋本みはる代表)は7月30日、浜の総合文化会館小ホールで、アニメ映画「ガラスのうさぎ」の上映会を開催する。12歳の少女が、東京大空襲の体験を通して、戦争の恐ろしさを知り、平和への願いを渇望する感動の作品で、同会は「戦争を知らない世代の人たちに観賞してほしい」と呼びかけている。物語は、太平洋戦争末期の昭和20年3月10日の東京大空襲で、下町に住む12歳の少女、敏子は2人の妹を亡くしてしまう。焼け跡から空襲の猛火で形の変わったガラスのうさぎを掘り出した敏子は、戦争の恐ろしさを目の当たりにする。さらに、疎開の途中、駅で米軍機の機銃掃射を受け、父まで亡くしてしまう。たった1人になった敏子は、孤独と悲しみの中で、「私が死んだら、お父さん、お母さん、妹たちの墓参りは誰がするの」と、生きる心を奮い立たせる。原作は、児童文学作家の高木敏子さんの同名作品で、出版以来ロングセラーを続け、これまでに120万部を超えるベストセラーになっている。主人公の敏子は、高木さん自身で、実話に基づく物語。声の出演は、敏子役にオーディションで選ばれた最上莉奈さん、母親役は竹下景子さん。上映時間は午前10時半、午後1時、同3時、同7時の4回。上映協力券(前売り)は大人1000円、小中高校生700円で、当日はそれぞれ200円増し。総合文化会館、市民会館などで扱っている。
【問い合わせ】電話76・5632、同会事務局。
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