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中国・内蒙古自治区の砂漠緑化へ 舞鶴東RCが派遣団、植樹や枝打ちなど【舞鶴】

中国・内蒙古自治区の砂漠緑化へ 舞鶴東RCが派遣団、植樹や枝打ちなど【舞鶴】

投稿日時:2005年08月26日(金)

植樹した木にバケツリレーで水をやる緑化活動(2002年中国ホルチン砂漠)=NPO法人「沙漠緑化アミダの森」提供

 舞鶴東ロータリークラブ(稲田尚会長)が、中国・内蒙古自治区のシリンホト砂漠などへ、緑化活動のための派遣団を結成し、8月26日~同31日の日程で、現地においてポプラの植樹や枝打ちなどに取り組む。NPO法人・沙漠緑化アミダの森(本部・広島市)が取り組む植林活動を支援する形で、クラブの会員をはじめ、呼びかけに応じた若者や市民ら19人が参加する。中国では乱開発や過伐採、地球温暖化による少雨によって、内陸の砂漠化が急激に進んでいる。場所によっては1年に200~1800メートルの速度で砂漠が広がる。砂漠化をくい止めようと、鳥取大学教授の故遠山正瑛さんが、中国での緑化活動をスタート。遠山さんに賛同した同アミダの森は、緑の協力隊として1997年から活動を始め、クブチ砂漠など3カ所で約200万本の木を植えた。間伐などの手入れを続け、いまでは植えた木が防風林の役目を果たし、内側でムギや野菜などが育てられている。また、木の苗木は地元の人に育ててもらい、それを同法人が買い取っているが、その費用が子供たちの教育基金になっている。稲田さんは約7年前からほぼ毎年、同アミダの森に協力して現地で植林活動をしてきた。今回は東ロータリークラブの事業として取り組むことを決めた。会員6人、10代と20代の若者10人らが参加し、クブチ砂漠などで植樹などを行う。稲田さんは「これらの地域は本来森だった所が数十年の内に砂漠になってしまったが、いま木を植えれば森に戻すことができる。手をこまねいているよりはまず行動を」と話していた。

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