実習生ら韓国・釜山に向け国際航海 海上保安学校練習船「みうら」出港【舞鶴】
投稿日時:2005年10月21日(金)
海上保安学校(磯貝正夫校長)の実習生を乗せて、韓国・釜山に向けて国際航海に向かう練習船「みうら」(松本宗船長、3000トン)の出港式が10月19日、浜の前島埠頭で行われた。航海を通じて実習生たちは、船艇の乗船に必要な基礎的な知識・技能の訓練に励むほか、国際感覚を身につける。国際航海は、平成11年度の海上保安庁の開庁50周年を記念して始まり、昨年度を除き年2回実施されている。今回の実習生は、今年4月に入校した航海・機関・主計コースの47人(うち女性4人)。船上で教官から実際に操舵などの各業務の訓練を受け、釜山では釜山海洋大学の学生と交流する。出港式では、磯貝校長が「韓国の歴史・文化・現在の社会情勢に触れ、見聞を広め、学生や市民の方々と友好を深め、卒業後の海上保安業務の遂行の糧とするため、充実した実習となるよう期待する」と訓示。実習生を代表して齊藤勇樹さん(24)は「この実習で得た成果を、今後の学生生活、更には海上保安官としての人生の中で生かすことができるよう、1日1日を大切に、努力します」とあいさつした。松本船長と齊藤さんは、クイーンまいづるから花束を受けて「みうら」に乗船。教官らが帽子を振って見送るなか、実習生は答舷礼をして出港した。国際航海は、神戸港を経由して、25日に釜山港に入港、釜山海洋大学の見学や学生との交流を行い、同30日に舞鶴に帰港する。また、今年度2回目の国際航海は、11月中旬に出港する予定。
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