最新の記事

  

倉橋さん、女性の輝く瞬間をカレンダーに 来年1月末まで「カサマン」で展示【舞鶴】

倉橋さん、女性の輝く瞬間をカレンダーに 来年1月末まで「カサマン」で展示【舞鶴】

投稿日時:2005年12月09日(金)

 舞鶴市白浜台のアマチュアカメラマンの倉橋俊一さん(58)が、ストレッチ体操教室の女性12人をモデルに写真を撮影し、来年用のカレンダー(A3判)を製作した。40代~70代の女性が、体操を通して生き生きと輝く瞬間や談笑する姿を、自然光の中で切り取った。カレンダーと写真を展示した作品展「it’s beautiful Life」が、浜の週末だけのアートギャラリー「カサマン」で開かれている。来年1月末まで。倉橋さんは写真歴約30年。府立与謝の海養護学校の子供たちの写真集で撮影を担当したが、多くは風景写真を手掛けている。大門商店街のシューズ店をギャラリーに改造したカサマンで運営を手伝うとともに、昨年は写真展も開いた。1999年、英国で普通の中年女性11人のヌードカレンダーが製作され、その収益金1億円以上を白血病研究機関に寄付。その物語を映画化した「カレンダー・ガールズ」をヒントに倉橋さんは、カサマンオーナーの村山光子さんがギャラリーで開く体操教室の女性12人を撮影し、1人を一月に登場させるカレンダーを思いついた。女性たちは仕事を退職したり、夫を亡くしたりと年齢も境遇も様々な見知らぬ同士だが、互いの存在が励みになるようになった。そうした過程にカメラで向き合い、スローシャッターや逆光を効果的に使い、躍動感ある動きや休憩中の自然な表情を光と影で表現した。初めてデジタルカメラを使い、7月末から撮影を始め、約8000コマを収めた。小林和子さん(72)=北浜町=は「教室での出会いで自分が変わっていくのが楽しい。撮影の最初は私たちでいいのかなあと思いました。カレンダーを見た娘が『すごいねー』と言ってくれ、宝物になりました」と喜ぶ。倉橋さんは「小林さんの前向きな姿がやる気にさせてくれ、この人を一月にと決めた。レンズを通してみんなのエネルギーが出ているのを感じ、一人ひとりの個性の輝きを撮ろうと心掛けた」と話していた。会場は土・日曜の正午~午後6時。12月31日と1月1日は休み。
【問い合わせ】電話62・1110、カサマン。

この記事をシェア!
Management BY
舞鶴市民新聞
当サイトは舞鶴市民新聞社が運営しています
ページトップへ