海自隊舞鶴音楽隊開隊30周年で 新たな船出の日、記念式典と記念演奏会 【舞鶴】
投稿日時:2006年05月23日(火)
海上自衛隊舞鶴音楽隊(河邊一彦隊長、隊員36人)が開隊30周年を迎え、5月20日、余部下の舞鶴地方総監部大講堂で、記念式典と記念演奏会を開催した。音楽の才能を活かして各地のイベントに出演するなど、最も市民に近い存在の部隊ともいえる。市民や元隊員ら約70人が出席し、昭和50年代にヒットした曲や河邊隊長作曲の「はるかな海へ」などの演奏に聴き入った。舞鶴音楽隊は1955年に創設。76年5月に舞鶴補充部付音楽隊から舞鶴地方総監部直轄の部隊に新しく編入され、今年で新編(開隊)30周年を迎えた。音楽による防衛思想の普及を目的に、舞鶴地方隊の式典での演奏をはじめ、定期演奏会の開催、ちゃったまつりなど多くの行事に出演し、音楽で市民に接している。また、中・高校の吹奏楽部員に指導もする。ジャズ、アニメなど幅広いレパートリーをこなす。活動範囲は秋田県から三重県、島根県など2府16県にまたがる。これまで延べ百人を超す隊員が勤務した。現在、女性隊員は8人いる。記念式典では河邊隊長が「人の30歳といえば一人前として働く時代。音楽ができる幸福と厳しさをかみしめ、演奏技術を磨き、新たな船出の日としたい」とあいさつ。続いて同総監部の泉徹総監が「今後も演奏活動を通して自衛隊と国民との架け橋としての役割を果してほしい」と訓示した。続く記念演奏では河邊隊長の指揮で、「ア・プレリュード・トゥ・アプローズ」、「勝手にしやがれ」などを演奏し、拍手を受けた。
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