舞鶴労山結成30周年で富士山登山 参加者21人全員が山頂に立つ【舞鶴】
投稿日時:2006年08月01日(火)
舞鶴勤労者山岳会(加藤明範会長、会員29人)が結成30周年を迎え、記念行事として富士山(標高3776メートル)への登山を初めて企画、7月21日~23日にかけ取り組んだ。参加した会員ら21人はゆっくりとしたペースで登り、全員が山頂にまでたどり着き、仲間とともに山歩きの楽しさときつさをあらためて味わった。今後も会員増に努めて新たな山行きの計画を話し合っている。 舞鶴労山は1975年8月に結成。山歩きの好きな会社員や主婦、退職者らが入会し、日帰りで登れる範囲で毎月例会登山を開いたり、6月には青葉山の清掃をするクリーンハイクを実施するなどしてきた。また、会員以外でも参加できるバスハイクで九州の由布岳、福島の磐梯山などにも出掛けた。バスハイクを通してカップルが生まれたり、新会員が増えるなどし、最高時で約90人の会員がいた。 山好きの間では富士山は眺める山と評されてもいるが、舞鶴労山として全員で1度も登ったことがなかったため、30周年の記念行事として取り組むことにした。これまで数度登頂した会員や視覚障害者ら21人が参加した。 バスで21日出発、22日早朝に富士山スカイライン新五合目に到着し、午前7時にここから歩き、早い人で午後2時ごろに山頂に着いた。夜から風雨となって天候には恵まれず、1泊山頂小屋で過ごし翌日下山した。事務局の永井暁子さんは「目の不自由な人とも一緒にチャレンジできる機会も持て、無事みんなで終えることができました」という。 初めて富士山に挑んだ岩松美智代さん(53)=倉谷=は「仲間が励ましてくれたおかげで最後まで登れました。山頂に立ちただただ感激です」と話していた。舞鶴労山では会員を募っている。
【問い合わせ】電話63・3872、永井さん。
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