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岡山さん(大山)、卒寿祝い親子4人展 11月18、19日「カサマン」で木工作品など並ぶ【舞鶴】

岡山さん(大山)、卒寿祝い親子4人展 11月18、19日「カサマン」で木工作品など並ぶ【舞鶴】

投稿日時:2006年11月17日(金)

親子で共同製作した木工品や手織りのコート

 大山の岡山親年さん(90)の卒寿を記念した親子4人展が、週末だけのアートギャラリー「カサマン」で開かれている。長女が卒寿を祝って企画し、親年さんと妻の春乃さん(84)、3男の巧さん=土浦市=、長女の望月敦子さん=大津市=の親子が木工、漆芸、手織り作品を展示する。父がろくろで成型し、娘が漆仕上げをしたお盆なども並ぶ。  林業家の親年さんは木のよさを知ってもらおうと、約20年間、木工品づくりをする。持ち山から切り出した杉やケヤキ、災害で倒れた木などを3年間自然乾燥させた後、ろくろで削りぐいのみや茶托などにする。  雪で倒れた金剛院の紅葉の木を使ったお盆、父の精さんが1950年に手掛け、その後親年さんが完成させ、趣味で漆塗りをする望月さんが漆仕上げをした親子3代にわたるお盆も出品した。2年前に手編みを始めた春乃さんが織り上げ、望月さんが仕立てと草木で染めたコート、3カ月前にろくろを始めた巧さんの小皿も並ぶ。  会場には岡山さん夫妻の友人らが訪れ、話に華を咲かせていた。望月さんは「多くの方に来ていただき、少しは親孝行できたかなと思います」と話す。いま親年さんはろくろを扱っていないが、自宅に残る材料を望月さんと巧さんが引き継いで製作を続ける。展示は11月18、19日の正午~午後6時(最終日は同5時)。入場無料。

【問い合わせ】電話62・1110。

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