高専で2次募集~志願者定員割れ
投稿日時:2021年02月16日(火)
舞鶴高専(写真)が12日、令和3年度入学者選抜試験2次募集の概要を発表した。4日に同校が発表した入学選抜志願者状況(1月29日~2月4日受付)では、四学科の合計で定員160人のところ、志願者数が136人と定員を割り込んだ。志願者数が定員を上回ったのは電機情報工学科のみで、中でも建設システム工学科では、定員40人のところ志願者数が24人と、大幅な定員割れとなった。この結果を受けて行われる2次募集では、機械工学科、電子制御工学科、建設システム工学科の3学科で合計20人程度を募集する。学科ごとの募集人員に関しては、2月26日に同校ホームページで詳細を知らせるとしている。2次募集の願書受付期間は3月1日~3日(郵送の場合3日必着)で、受付時間は午前9時~午後4時。入学者の選抜は、調査書、適性検査及び面接の結果を総合して行う。その他の詳細については、同校ホームページにて案内するとしている。同校で2次募集を行うのは今回が初めてだという。新型コロナウイルス感染拡大により、京阪神等からの越境入学への意欲が減退していること、また様々な地域から学生が集まることへの不安感から、地元学生の進学意欲が減退していることなどが考えられる。また同校は昨年、新型コロナの影響で例年行っている「オープンキャンパス」の通常開催を断念。一般的ではない同校での学生生活などを志望者にPRする機会を持てなかったことも、「志望者減少の一因になったのではないか」と同校関係者は推測し、「次年度以降はコロナ状況下で、如何にそうした発信を効果的に行っていけるかを追求したい」と話した。大学に通えない大学生など、コロナが学生たちの日常を奪い、選択の幅を極端に狭めてしまっている。そうした若者の可能性の芽を摘まないための対策が、社会にいま強く求められている。
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