高倉神社の祭礼史振り返る「中舞鶴の歴史展」 2月23~25日、中総合会館で講演会も【舞鶴】
投稿日時:2007年02月16日(金)
長浜の高倉神社の祭礼史を振り返る「中舞鶴の歴史展」(同実行委員会主催)が、2月23日~同25日、余部下の中総合会館4階で開かれる。秋の祭礼の神輿巡行を撮影した大正や昭和時代の写真を中心に、祭りと中舞鶴の町並みを紹介する。また、祭りに欠かせない縁日の露店を出すほか、神社舞台幕や祭具などの展示、郷土史研究者による講演会も行う。入場無料。 中舞鶴の自治会や婦人会などの団体と個人でつくる同実行委員会が企画。昨年1月には、昭和初期の同地区での商売の歩みを店の看板や店舗を再現して紹介する企画展を開いた。第2弾の今回は高倉神社祭礼をテーマに、地域交流と文化の振興を図る。 同神社の創建は明らかになっていないが、昔はいまの場所の裏山上にあったらしい。しかし、付近を航行する船に乗る者が神威を恐れて、いまの地に移したという。男神など3体の鎌倉時代の座像が市指定文化財となる。秋の祭礼には神輿が中舞鶴を練り歩く。 住民から寄せられた牛車に引かれた神輿の列や、背景に懐かしい店舗が写された昭和3、40年代の写真など約200点を展示する。祭りの雰囲気を再現する露店を並べたり、同神社の協力で子供神輿やのぼりなども出品する。3日間とも午前9時~午後5時。講演会は同24日午後1時から。舞鶴地方史研究会会長の加藤晃さんが話す。 同委員会代表の松井功さんは「いま神輿は保安学校の学生たちが担いでくれていますが、地元の人たちで担ごうという機運のきっかけになれば」と話していた。祭礼や神社に関する昔の写真があれば、提供を呼びかけている。 【問い合わせ】電話62・6940、松井さん。
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