児童養護施設「舞鶴双葉寮」の運動場完成 5年ぶり、記念運動会で笑顔と歓声【舞鶴】
投稿日時:2007年05月08日(火)
桃山町の児童養護施設「舞鶴双葉寮」(仙田修二寮長)の運動場が完成し、5月3日、記念の運動会が開催された。かつての運動場に児童福祉センターが建設されてから5年ぶりの運動会。この日を待ちに待った寮生の子供たちと地域の人たちが、一緒にパン食い競争や玉入れなどを楽しんだ。気持ちのいい青空のもと、運動場に子供たちの笑顔と歓声が広がった。 双葉寮にはかつて施設本館横に運動場があり、遊び場として使ってきた。1996年に本館の1部を利用して夜間一時保育などの子育て短期支援事業、2000年に学童保育事業などを開始。利用者が増加し手狭となったため、02年に運動場に児童福祉センターを建設した。 その代替としてセンター北側の空き地を仮設の運動場として一時利用してきたが、昨年10月から今年3月にかけ、空き地横の坂道に盛土をするなど整備した。広さは以前の運動場とほぼ同じで、縦横約30メートル四方の正方形。照明装置も設置し夜間も利用できる。 以前は毎年春に運動会を開いてきたが、この間はできなかったため、完成記念を兼ね運動会を企画。この日、同施設で生活する幼児から20歳までの64人と職員、学童保育を利用する親子らが参加した。開会式でクレインズ が太鼓演奏で完成を祝った。 運動会では、児童代表の渡辺真由子さん(高校2年)が「運動場が出来上がったら運動会をやりたいと話し合ってきました。大切に使っていきたい」と喜びを述べた。続いて梅垣なつみさん(高校1年)が選手宣誓し競技をスタート。紅白に分かれて、障害物競争など各競技で走ったり玉を投げたり声援を送った。 仙田寮長は「この日に向け子供たちは、夜遅くまで応援合戦の練習に取り組んでいました。今後は地域の人たちにも開放したい」と話していた。
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