神山さん陶展、自然釉の輝き 生命力溢れる 6月3日まで「ギャラリー・サンムーン」で【舞鶴】
投稿日時:2007年05月25日(金)
女流陶芸家の草分けの神山(こうやま)清子さん(70)=滋賀県甲賀市=の陶展が、5月23日から浜のギャラリー・サンムーンで始まった。自然釉の輝きを放つ器には、作者が吹き込んだ生命力が溢れている。同27日には近くのマイコムで骨髄バンク支援の集いがあり、神山さんの講演とシンガーソングライターのあまりあさんのコンサートがある。 神山さんは古い信楽の焼き物に魅了され、釉薬を使わずにビードロに輝く自然釉の復活に取り組んだ。窯で約2週間薪を燃やして作るが、苦心して長年の後に完成させ、国内外で個展を開き高い評価を受けている。 舞鶴で初めての個展では花入れ、大壺など約50点と、白血病で亡くなった長男の賢一さんの天目茶碗も出品。ビードロと天目の金属質な輝きが競演している。また、母子をモデルにした映画「火火」で、清子さんを演じた田中裕子さんが着た衣装も展示された。6月3日まで。神山さんは5月27、28日、6月2、3日に在廊する。 神山さんは骨髄バンク運動の立ち上げに奔走し、いまも各地で講演をする。今回の作品展に合わせ、骨髄バンクの登録を呼びかける舞鶴のきりんの会が講演会などを企画した。午後1時半から。協力券2000円(当日500円増し)。収益金は骨髄移植推進財団などに寄付する。チケットの問い合わせはサンムーン(電話63・4858)。
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